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15 「計画された偶発性」 (自ら機会を創り出し、機会によって自らを変えよ)


 クランボルツ.J.Dは、カリフォルニア州にあるスタンフォード大学において教鞭をとる教授であり、キャリア開発と職業選択に関する社会学習理論を研究し、発表している。(中略)
 クランボルツはキャリア形成の一つの要因として、「計画された偶発性」の概念を提唱している。すなわち、偶然に起きる予期せぬ出来事からも、自分のキャリアは形成され、開発されたものであり、むしろその予期せぬ出来事を大いに活用すること、偶然を必然化することを勧めている。
 クランボルツは次のように述べている。我々のキャリアはそれぞれ予期せぬ出来事によって決定される。そして、我々が人生上遭遇するその予期せぬ偶発的出来事を上手に活用することによって、ただの出来事も自分のキャリア形成の力に変えていくことができる。それは一人一人の主体的な意識的努力によるものである。なぜなら、出来事が起きるその前には、自分自身のさまざまな行動が存在しており、その自分の行動が、次に偶発的に起きるその出来事を決定しているともいえるからである。
 キャリアは用意周到、綿密に計画し準備できるものであると思ってはいけない。むしろ偶発的にあるか、やってくるかもしれない絶好のチャンスを見逃さないようにし、常にチャンスに備えて予期せぬ出来事が起こるときのために準備し、心を広く開いておかなければならない、とクランボルツは述べている。
 大切なことは、こうした予期せぬ出来事を避けるのではなく、むしろ積極的に自ら作り出すことであり、それを自分のキャリアに意欲的に活かすことである。すなわち、キャリアチャンスはおとなしく待っていても訪れるものではなく、自ら行動を起こしてチャンスを生み出し、自分の手でつかみ取るものである。
 個人のキャリアは生涯における学習の連続であり、多くの選択肢を前に何度もくりかえし意思決定を行い、数々の予期せぬ出来事を乗り越えながらキャリア形成を行うものである。
 そしてクランボルツはライフ・キャリアについて次のようにまとめている。
 @ 人は生涯学習し続けるものであり、キャリアはこうした生涯にわたる学習によって形成される。
 A キャリアの最終ゴールは豊かな楽しみのある人生、生活を築くことである。
 B 予期せぬ出来事は、むしろ意図的に作り出すことである。
 C キャリアの選択肢は、いつでもオープンにしておくことが大切である。
 D 予期せぬ出来事がどうなるか探索するためにも行動を起こすことが大切である。
 E 失敗も学習の一つであり、そこから学ぶことが多いものだ。
 F スキルは学習できるものであるという前提で、仕事を選択することが大切である。
 G 「引退」はまた同時に別の形で他人のための支援を行うスタートでもある。
  『キャリア・カウンセリング』宮城まり子著 駿河台出版社より一部変更して引用


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